國學院大學 平成29年度SYLLABUS

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科目名 教員名
宗教学2 黒崎浩行

免許・課程

教職課程

中学社会免許,高校公民免許

資格課程

神職課程

開講詳細

開講キャンパス 開講時期 曜日 時限 開講学年 単位数
渋谷キャンパス 後期 木曜 6時限 1 2

講義概要

授業のテーマ

現代社会における宗教を多面的に学び合う

授業の内容

グローバル化が進む現代社会を生きるうえで宗教に対する理解を深めることはますます重要になってきている。この授業では宗教のありようをイメージ、体験、争点、多文化共生、生と死といったさまざまな面から問い直し、個人ワークやグループワークを通じて主体的に表現し他者とともに議論する力を身につける。

到達目標

国内外の宗教文化に関する基礎的な知識を身につけている。
現代社会における宗教をめぐる諸課題について自ら調べつつ考え、他者と議論できる。

授業計画

第1回 イントロダクション/「宗教」はどのようにイメージされるのか?
―「信仰のない宗教」、宗教情報リテラシー、「宗教」概念
【準備学習 60 分】
⇒教科書にざっと目を通しておく。
自分が「宗教」についてどのようなイメージを持っているかを振り返る。
第2回 お寺や神社、教会はどういう場所なのか?
―人口減少社会、過疎、ソーシャル・キャピタル
【準備学習 60 分】
⇒教科書第2章を読み、ワークの準備を行う。
地域にある多様な宗教施設に目を向けてみる。
第3回 社会にとって宗教団体とはどんな存在か?
―宗教法人法、政教分離、宗教団体の社会参加
【準備学習 60 分】
⇒教科書第3章を読み、ワークの準備を行う。
宗教法人、宗教団体について調べてみる。
第4回 なぜ、成人式を行うのだろうか?
―信仰、通過儀礼、アイデンティティ
【準備学習 60 分】
⇒教科書第4章を読み、ワークの準備を行う。
身近な人生儀礼を振り返ってみる。
第5回 お祭りにはどんな意味がある?
―祭祀、祝祭、コミュニティ文化
【準備学習 60 分】
⇒教科書第5章を読み、ワークの準備を行う。
多様な「祭り」を振り返ってみる。
第6回 巡礼者は何を求めて聖地に向かうか?
―聖地、真正性、世界遺産
【準備学習 60 分】
⇒教科書第6章を読み、ワークの準備を行う。
聖地巡礼の事例を調べてみる。
第7回 いのちを教えることができるのか?
―寛容の態度、宗教文化教育、道徳の教科化
【準備学習 60 分】
⇒教科書第7章を読み、ワークの準備を行う。
高校までの学校教育で学ぶ宗教について振り返ってみる。
第8回 「女人禁制」は続けるべきか?
―霊山、家父長制、ジェンダー
【準備学習 60 分】
⇒教科書第8章を読み、ワークの準備を行う。
宗教とジェンダーとの関係について考えてみる。
第9回 「カルト問題」にどう向き合うか?
―カルト、マインド・コントロール
【準備学習 60 分】
⇒教科書第9章を読み、ワークの準備を行う。
「カルト」と聞いてどんなことを思い浮かべるかを列挙してみる。
第10回 公共領域から(どれだけ)宗教を排除すべきか?
―政教分離、市民宗教、世俗主義
【準備学習 60 分】
⇒教科書第10章を読み、ワークの準備を行う。
宗教が公共領域に関わる場面について考えてみる。
第11回 あなたにはヴェールをかぶったイスラーム教徒の女性がどう見えるか?
―オリエンタリズム、ポストコロニアル、フェミニズム
【準備学習 60 分】
⇒教科書第11章を読み、ワークの準備を行う。
イスラームをめぐる社会状況を振り返る。
第12回 日本社会は移民とどう向きあうのか?
―エスニシティ、移民政策、入国管理法
【準備学習 60 分】
⇒教科書第12章を読み、ワークの準備を行う。
移民をめぐる問題を振り返る。
第13回 なぜ墓参りをするのか?
―先祖と祖先、葬後儀礼、両墓制
【準備学習 60 分】
⇒教科書第13章を読み、ワークの準備を行う。
葬送、先祖祭祀の現状を振り返ってみる。
第14回 戦没者をどこで追悼する?
―靖国問題、戦争の記憶、コメモレイション
【準備学習 60 分】
⇒教科書第14章を読み、ワークの準備を行う。
戦没者追悼をめぐる議論を振り返る。
第15回 被災者への支援で求められるものは何か?
―「心のケア」、臨床宗教師、霊性
【準備学習 60 分】
⇒教科書第15章を読み、ワークの準備を行う。
災害のとき宗教者・宗教団体に何を期待するかを考える。

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

成績評価の方法・基準

評価方法 割合 評価基準
平常点 100% 毎回の授業で作成、提出するワークシートにもとづき、下記項目に対する評点を合計して評価する。
ワークシートの評価基準(よい/標準/要改善):
・その回の授業内容を正確に理解している。
・与えられた課題に適切に答えている。
・自分の経験・意見が反映されている。
・他者との協働・議論が踏まえられている。

※すべての授業に出席することが原則であり、出席自体は加点の対象になりません。


※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

教科書・参考文献等

教科書

大谷栄一・川又俊則・猪瀬優理編『基礎ゼミ 宗教学』世界思想社(2017年4月刊行)
授業時配布プリント

参考文献

書名 著者名 出版社 備考 K-aiser
宗教学キーワード 島薗進・葛西賢太・福島信吉・藤原聖子編 有斐閣
よくわかる宗教学 櫻井義秀・平藤喜久子編 ミネルヴァ書房
宗教学事典 星野英紀ほか編 丸善
現代宗教事典 井上順孝編 弘文堂
宗教学文献事典 島薗進・深澤英隆・石井研士・下田正弘編 弘文堂
叢書 宗教とソーシャル・キャピタル全4巻 櫻井義秀・稲場圭信責任編集 明石書店
宗教学大図鑑 ドーリング・キンダースリー社編、島薗進・中村圭志監修、豊島実和訳 三省堂
プレステップ宗教学 石井研士 弘文堂

オフィスアワー

火曜3限・6限