國學院大學 平成30年度SYLLABUS

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科目名 教員名
比較政治A 藤嶋 亮

免許・課程

教職課程

中学社会免許,高校公民免許

開講詳細

開講キャンパス 開講時期 曜日 時限 開講学年 単位数
渋谷キャンパス 後期 水曜 1時限 34 2

講義概要

授業のテーマ

民主化の比較政治

授業の内容

1970年代後半以降の世界的な民主化の進展によって、現在では、世界の過半数の国で一応「民主的」とされる選挙が行われています。しかし、依然として半数以上の国は民主政に分類できない国であり、また、民主政に「移行」したとされる国々の中にも、政治の実態を見れば、民主政と呼ぶのが困難な事例が多数存在します。さらに、現代民主政の歴史的背景を理解する上でも、非民主的体制についての理解は重要です。そこで本講義では、非民主的体制の類型やそれぞれの特質、民主化の過程・動態や力学、民主化後の政治の問題点などについて、考察してみたいと思います。また、毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義形式で授業を進めます。

到達目標

【知識・理解】比較政治学の基本的な考え方や分析枠組みについて理解し、具体例を挙げながら説明することができる。
【思考・判断】民主化をめぐる諸問題について、理論や歴史的背景を踏まえ、分析することができる。
【関心・意欲】現在の国際情勢について、民主化という観点から関心を持ち、文献・資料を用いて調べることができる。

授業計画

第1回 ガイダンス/「比較」という方法
授業全体の構成・進め方、参考文献、成績評価の方法などについて説明。
「比較」の目的や手法について解説。
第2回 民主政と非民主的体制(1)
主に現代民主政の定義とその特質について説明。
第3回 民主政と非民主的体制(2)
民主政と非民主的体制の相違について整理・検討。
第4回 全体主義体制(1)
全体主義体制について理論的観点から説明。
第5回 全体主義体制(2)
全体主義体制について歴史的観点から検討。
第6回 権威主義体制(1)
権威主義体制の類型について説明。
第7回 権威主義体制(2)
権威主義体制の構造と力学について検討。
第8回 民主化の比較政治(1)先行体制
第9回 民主化の比較政治(2)国際的要因
第10回 民主化の比較政治(3)社会経済的要因
第11回 民主化の比較政治(4)アクター中心アプローチ
第12回 民主化後の課題
第13回 民主化の事例(1)南欧とラテンアメリカ
第14回 民主化の事例(2)中・東欧
第15回 授業の総括

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

授業時間外の学習方法

・レジュメの内容の復習と授業内容をまとめたノートの作成(30分)。
・参考文献を活用した発展的理解。

受講に関するアドバイス

政治学は、日々の生活の中の様々な体験や情報から、社会や政治の問いに気づき、自分なりの答えを考えるための有効な道具です。したがって、できるだけ新聞や、テレビ、インターネットなどを通じて、最新の情報に触れ、講義で示した理論・知見を応用して、自分なりの考察を試みてください。また、講義内容は、政治変動論と密接な関係があります。

成績評価の方法・基準

評価方法 割合 評価基準
授業時試験 100% 中間試験30%、期末試験70%。いずれも論述形式で、中間試験では主に講義内容の理解度の確認、期末試験では出題意図の把握、論理構成、記述内容や事例の正確さ・適切さなどを評価。

※すべての授業に出席することが原則であり、出席自体は加点の対象になりません。


※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

教科書・参考文献等

教科書

特定の教科書は使用しません。

参考文献

書名 著者名 出版社 備考 K-aiser
アクセス 比較政治学 河野勝・岩崎正洋編 日本経済評論社
ヨーロッパのデモクラシー [改訂第2版] 網谷龍介・伊藤武・成廣孝編 ナカニシヤ出版
比較政治学 粕谷祐子 ミネルヴァ書房

参考文献コメント

その他の参考文献については、授業時に適宜紹介します。

オフィスアワー

木曜日の4限