國學院大學 平成29年度SYLLABUS

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登録番号 科目名 教員名
9336 考古学実習A(実習) 谷口 康浩

対象となる専攻

前期課程文学研究科史学専攻

開講詳細

開講キャンパス 開講時期 曜日 時限 単位数
渋谷キャンパス 前期集中 集中講義 集中講義 2

講義概要

研究のテーマ

遺跡発掘調査の最新技術を学ぶ-先史考古学分野-

講義・演習の内容

【授業の目的】
先史時代の遺跡発掘調査に参加し、高度で専門的な発掘調査技術を実践的に修得する。今日の遺跡発掘調査では、高精度の測量機材や情報処理技術が導入され、また科学的手法を応用した分析が普通におこなわれるようになり、調査担当者にはそれだけ高度なテクニックと専門知識が求められている。考古学関係の専門職の養成をおこなう大学院では、こうしたニーズに合わせて、最新技術を修得する高度実習が必要である。
 また、埋蔵文化財を扱う専門職には、発掘調査を主体的に統括・運営するマネジメントの力と、報告書の執筆・編集において発掘調査の成果を総括できる力が求められ、そうした面での実地訓練も兼ねる。

到達目標

1) 先史考古学分野での専門的かつ高度な遺跡発掘調査技術を実践できる。
2) 発掘調査のリサーチデザインの中で、どのような調査・分析手法を採用すべきかを、主体的に考えられる。

研究(授業)計画

研究(授業)計画 夏季休暇中の集中講義とする。平成27年度は、群馬県吾妻郡長野原町に位置する居家以(いやい)岩陰遺跡の学術発掘調査に参加し、発掘現場で教員の指導・指示の下に以下の内容の作業を実習する。夏季休暇中に学部専門科目の「考古学調査法」と合併で実施するこの遺跡発掘調査に4日以上参加することが必要となる。終了後、受講生にレポートを課す。
【実習内容】
 ・トータルステーション(光波測距儀)を使用した高精度の測量法と情報処理
 ・考古科学的分析(花粉分析・テフラ分析・年代測定・土器付着物分析など)とサンプリング法
 ・動物骨・植物遺体の種同定
 ・微細遺物のサンプリング法(水洗選別法・電動篩法など)
 ・地質学・土壌学・堆積学的調査
ただし、実施項目は発掘現場での状況を見ながら指示します。

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

授業時間外の学習方法

集中講義期間中だけでなく、前期の遺跡発掘調査の計画・準備から、後期の遺物整理作業、発掘調査報告書の作成にもできるだけ参加し、実習で得た知識・技術を定着させてほしい。

成績評価の方法・基準

評価方法 割合 評価基準
授業への取組 65% 遺跡発掘調査への意欲的な参加・取り組みと、技術的な習熟度を評価する。
リポート・論文 35% 発掘調査実習を通して得た専門知識・技術の深さ・正確さを評価する。

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

教科書・参考文献等

教科書

特に指定しない。

参考文献

書名 著者名 出版社 備考 K-aiser
考古学-理論・方法・実践- C.レンフルー、P.バーン 東洋書林
環境考古学マニュアル 松井章編 同成社
動物考古学 松井章 京都大学学術出版会
考古学のための古人骨調査マニュアル 谷畑美帆・鈴木隆雄 学生社
必携 考古資料の自然科学調査法 斎藤努編 ニューサイエンス社
Field methods in archaeology T. Hester, H. Shafer, K. Feder Left Coast Press
Handbook of archaeological sciences D. Brothwell, A. Pollard (eds.) John Wiley & Sons Ltd
Human osteology T. White Academic Press

オフィスアワー

火曜4限・7限