國學院大學 平成29年度SYLLABUS

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登録番号 科目名 教員名
9332 先史考古学研究Ⅰ(演習) 谷口 康浩

対象となる専攻

前期課程文学研究科史学専攻

開講詳細

開講キャンパス/教室名 開講時期 曜日 時限 単位数
渋谷キャンパス/渋谷0504教室(大学院) 通年 水曜 6時限 4

講義概要

研究のテーマ

先史考古学の研究法と実践

講義・演習の内容

日本の考古学は、土器・石器などのモノを中心とした記述的、編年的研究が中心であった段階を過ぎ、過去の社会・文化の理解という本来の目標に向かって研究法を深化させている。考古学を学ぼうとする人は、自分の研究対象を何かに限定する前に、多様化する研究の流れをつかみ、人間の過去をみる視座と接近法について考えることから始める必要がある。
この授業は、現代考古学にみられる多様な理論的立場と研究法を理解し、自分のリサーチ・デザインを構想・発表するための場である。前期は受講生各自の研究発表ならびに優れた研究論文を取り上げ、批評・討論をおこないながら、多様化する研究テーマと研究法について理解を深めていく。
後期には、「行動・生態」「社会」「観念・イデオロギー」の基本的なテーマに沿って、受講生が具体的な資料を用いて研究を構想し、発表する形式をとりながら、多様な研究法を実践的に学んでいく。
この授業の目的は、受講者自身の研究に枠組みを与える問題関心を明確化し、それへの有効な接近法を考えることであり、さまざまな資料と方法を用いてリサーチ・デザインを構想、実践してみる思考訓練の場としたい。

到達目標

1) 受講者自身の研究の問題関心・視座を明確化し、有効なリサーチ・デザインを考えることができる。
2) それを修士論文・博士論文の研究構想に向けて実践的に応用できる。

研究(授業)計画

第1回 導入講義1
授業の目的、多様化する考古学の関心(過去の社会・文化をどう見るか)
第2回 受講生の卒業論文発表、または修士論文中間発表、および討論
第3回 受講生の卒業論文発表、または修士論文中間発表、および討論
第4回 受講生の卒業論文発表、または修士論文中間発表、および討論
第5回 受講生の卒業論文発表、または修士論文中間発表、および討論
第6回 受講生の卒業論文発表、または修士論文中間発表、および討論
第7回 導入講義2 生態の考古学(生業と季節性、道具と技術、環境と資源利用等)
第8回 事例研究(論文批評・討論) テーマ1「生態」
第9回 事例研究(論文批評・討論) テーマ1「生態」
第10回 研究を構想する(演習発表) テーマ1「生態」
第11回 研究を構想する(演習発表) テーマ1「生態」
第12回 研究を構想する(演習発表) テーマ1「生態」
第13回 前期の総括討論
第14回 導入講義3 社会の考古学(社会組織・集団関係・社会階層・ジェンダー等)
第15回 事例研究(論文批評・討論) テーマ2「社会」
第16回 事例研究(論文批評・討論) テーマ2「社会」
第17回 研究を構想する(演習発表) テーマ2「社会」
第18回 研究を構想する(演習発表) テーマ2「社会」
第19回 研究を構想する(演習発表) テーマ2「社会」
第20回 導入講義4 観念・イデオロギーの考古学」(認知・観念・景観・象徴等)
第21回 事例研究(論文批評・討論) テーマ3「イデオロギー」
第22回 事例研究(論文批評・討論) テーマ3「イデオロギー」
第23回 研究を構想する(演習発表) テーマ3「イデオロギー」
第24回 研究を構想する(演習発表) テーマ3「イデオロギー」
第25回 研究を構想する(演習発表) テーマ3「イデオロギー」
第26回 後期の総括討論

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

授業時間外の学習方法

事例研究、研究構想の演習発表にあたって、事前に教員に相談し、指導を受けること。発表用のレジュメを準備すること。

成績評価の方法・基準

評価方法 割合 評価基準
授業への取組 50% 論文講読・批評、研究発表、討論への意欲的な取り組みと課題の理解度を評価する。
研究の状況 50% この授業で得た知識や考え方を自分の研究構想にどれだけ活かせているかを評価する。

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

教科書・参考文献等

教科書

特に使用しない。

参考文献

書名 著者名 出版社 備考 K-aiser
現代考古学事典 安斎正人編 同成社 2004年
考古学―理論・方法・実践― コリン・レンフルー、ポール・バーン 東洋書林 2007年
A companion to archaeology Bintliff, J. (ed.) Blackwell Publishing 2004年
The Oxford companion to archaeology Fagan B.M. (ed.) Oxford University Press 1996年
Archaeology the basics Gamble, C. Routledge second edition, 2008年
Archaeological theory: an introduction Johnson, M. Blackwell Publishing second edition, 2009年
A history of archaeological thought Trigger, B.G. Cambridge University Press 1989年
Archaeology: The key concepts Renfrew, C. & Bahn, P. (eds.) Routledge 2004年

オフィスアワー

火曜4限・7限