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神職課程
考古資料から、古代・中世の信仰・宗教を考える。考古資料から見た神仏信仰の変遷と歴史的背景。
奈良・平安時代の神祇祭祀と仏教信仰の実態について考古資料を使って跡づける。特に、文献史料が残されていない、地方村落内における信仰のあり方を、墨書土器や形代類、手捏土器、仏具類などの出土状況から復元する。また、古代から中世への変化について、集落景観の変化、死者を葬る墓制、寺院・堂など仏教施設の変化を解説し、さらに、現在の民俗信仰との関連についても触れる。考古学の「もの資料」をもとに、現在までつながる伝統的な信仰の流れを考察する。
【知識・理解】・古代から中世に到る信仰関連の遺物・遺跡について概説的な説明ができる。・考古資料を使い古代から中世に到る信仰・宗教の変遷について、概説的な説明ができる。 【思考・判断】・考古学の「もの資料」と、人間の信仰を結びつけ、信仰・宗教の歴史を読み取ることができる。【関心・意欲】・民俗行事や文化財への関心を持つ。【技能・表現】・遺構・遺物の実測図、土器編年など、考古資料の見方・意味を理解できる。
※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。
各時間ともに講義資料をアップするので、事前にダウンロードし内容に目を通しておいてください。
写真や図面をパワーポイントで示しながら講義を進めます。講義内容は、配布プリントに書き込んでおく予定です。講義中は、写真・図面をできるだけ観察し、その意味や見方など不明な点は積極的に質問してください。
※すべての授業に出席することが原則であり、出席自体は加点の対象になりません。
特に指定しない。毎回、講義資料を配布する。
金曜日3限、火曜日6限