國學院大學 平成29年度SYLLABUS

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科目名 教員名
演習1(2) 星野 広和

開講詳細

開講キャンパス 開講時期 曜日 時限 開講学年 単位数
渋谷キャンパス 後期 火曜 6時限 2 2

講義概要

授業のテーマ

企業経営をめぐる諸問題  ー事業創造とリーダーシップー

授業の内容

【内容】
   本演習では、企業経営をめぐる諸問題に関して、具体的な事例を題材に理解を深めていく。取り上げるケースは、経営者や実務家が実際に取り組んだ事例であり、特定の時代や場所に依拠しない一般的・普遍的なものを意識して選択する。現段階で予定しているのは、「ヤマト運輸の宅配便事業への進出とその後の展開における経営者のリーダーシップ」である。
   学生諸君は、取り上げるケースについて、歴史的な事象や企業活動を表面的に理解するのではなく、それらから今後のゼミナール活動においてより発展的な学習を進める上で役立つと思われる、企業経営(経営学)に関する基礎的概念、基本ロジック、問題のフレームワークなどを深層的に理解、体得してほしい。 

【方法】
① まず、オーソドックスに本の精読(輪読)を通じて、「深い知性」(情報を正確に読み取る力、ものごとの筋道を追う力、自分の論理をきちんと組み立てられる力)を涵養する。初めは、1回あたり10ページを目安に進め、基礎的な概念、内容に関して徹底的に理解するとともに、具体的な事例を取り上げながら読み進める。その後慣れてきたら1回あたりの分量を増やしていく。
② 次に、具体的なケースを踏まえてグループ・ディスカッションを行い、「複眼的な思考法」(自分自身の観点からものごとを多角的に捉えて考え抜く方法)を身につける。
③ 最後に、プレゼンテーションでの発表を通じて、「コミュニケーション能力」(自分の意見をわかりやすく伝える力、他の人の意見に自分の意見を関連付けて議論を発展させる力、異なる意見を持つ相手を説得する能力)を習得する。

到達目標

【知識・技能】
①企業経営をめぐる諸問題を理解し、わかりやすく説明できる。
②経営学の基礎的知識、基本ロジック、分析枠組みを習得できる。
【思考力・判断力・表現力】
①現実の企業経営の諸問題を経営学の枠組みを用いて捉えることができる。
②企業経営の諸問題について、鵜呑みにせず批判的に考えることができる。
【主体性・多様性・協働性】
①テレビや新聞,雑誌などの企業経営に関するニュースや記事などに関心をもつ。
②現実の企業経営のケースを経営の知識と結び付けて考える。
③問題解決へ向けて協力して根気強く取り組むことができる。

授業計画

第1回 オリエンテーション
講義シラバスの解説(講義目的、講義内容、スケジュール、評価方法等)
第2回 輪読、ディスカッション(1)
第3回 輪読、ディスカッション(2)
第4回 輪読、ディスカッション(3)
第5回 輪読、ディスカッション(4)
第6回 輪読、ディスカッション(5)
第7回 輪読、ディスカッション(6)
第8回 輪読、ディスカッション(7)
第9回 輪読、ディスカッション(8)
第10回 輪読、ディスカッション(9)
第11回 輪読、ディスカッション(10)
第12回 輪読、ディスカッション(11)
第13回 プレゼンテーション準備
第14回 プレゼンテーション大会
第15回 まとめ
授業計画の説明 最終回に予定しているプレゼンテーション大会では、グループに分かれて「企業経営に関する諸問題」(テーマ自由)についてのプレゼンテーションを行ってもらう。
また、フィールドワーク(工場見学など)を行うことがある。

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

授業時間外の学習方法

平常時の演習においては、予習を最低でも5時間は行って欲しい。これらの中には、テキストの理解に加え、関連する経営学に関する基礎的な概念やロジックについての学習も含まれる。また、最終回に予定しているプレゼンテーション大会における準備については、演習時間以外での研究・準備をグループごとに行ってもらうため、その時間を確保してほしい。

受講に関するアドバイス

ゼミに限らず大学での学びについて、①与えられた知識・情報を習得して満足しない、②与えられた知識を鵜呑みにしない、③問題解決に必要な知識・情報を自ら探索する、こと。そのうえで、「自分の目の前の問題を自分なりに経営の問題としてとらえることができるようになり、自分の頭で答えを出そうとする姿勢と作法を身につけること」。マネジメントに対する答えは、ほぼケース・バイ・ケースであるゆえ、自分でその答えは何かを探究することが常に大切となる。まずは、とにかく文献(図書、論文)を読んで、自分なりの「メガネ」(問題発見・解決フレーム)を作成すること。
 また、このゼミは、他学年のゼミ生と一緒に学習(懇親会を開催)することもあり、同学年だけでなく上下間のつながり(OB・OG含む)も強いと思う。ゼミでは、単に「経営学」について学ぶだけでなく、「ゼミ活動を通じてネットワークを構築し、人格を陶冶する場所」として捉え実践して欲しい。そして、2年半の演習で完結するのではなく、その後もこのゼミと何らかの形でつながりを維持してくれることを期待する。

成績評価の方法・基準

評価方法 割合 評価基準
平常点 100% ①授業への取り組み(レジュメ作成、発表、グループワーク、プレゼンテーション)、②最終プレゼンテーションを総合して評価する。

※すべての授業に出席することが原則であり、出席自体は加点の対象になりません。


注意事項 毎回出席が原則である。無断で欠席した学生には後で顛末書を提出してもらう。

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

教科書・参考文献等

教科書

初回時に指定する。

参考文献

書名 著者名 出版社 備考 K-aiser
『コア・テキスト 経営学入門』 高橋伸夫 新世社
『戦略プロフェッショナル』 三枝匡 日本経済新聞出版社
『わかりやすいマーケティング戦略』 沼上幹 有斐閣 新版
『知的複眼思考法』 苅谷 剛彦 講談社
『小倉昌男 経営学』 小倉昌男 日経BP社
『ビジュアル ロジカル・シンキング』 平井孝志・渡部高士 日本経済新聞出版社

参考文献コメント

その他適宜指示する。

参考になるウェブページ

日経スペシャル ガイアの夜明け:テレビ東京(http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/index.html
NHK クローズアップ現代(http://www.nhk.or.jp/gendai/
など現実の企業経営に関する具体例を理解する際には、上記のサイト(テレビ放送)が参考になる。

オフィスアワー

火曜日:12:00ー12:45(通年)
これ以外はメールで問い合わせ(hoshino-h@kokugakuin.ac.jp)