國學院大學 平成29年度SYLLABUS

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科目名 教員名
外国考古学2 和田 浩一郎

開講詳細

開講キャンパス 開講時期 曜日 時限 開講学年 単位数
渋谷キャンパス 後期 水曜 2時限 234 2

講義概要

授業のテーマ

ヨーロッパ文明のゆりかご−古代地中海世界への招待−

授業の内容

本科目では東地中海地域(ギリシア、レヴァント、エジプト)における、新石器時代から初期鉄器時代にかけての人類の動向を紹介する。 内容は講義が主体だが、単なる情報の羅列にとどまらないことを目指している。いかに私たちが、自分たちの価値観に囚われた目で過去の歴史や他の社会を見ているか、それがどのような問題をもたらしているかを実感してもらいたい。

到達目標

[知識・理解]
・古代の東地中海地域における人間の動向を理解し、説明することができる。
・古代地中海世界のイメージに見られるヨーロッパ中心主義の影響と、それに対する反発について理解し、説明することができる。

[思考・判断]
・自身が関心を持っている時代・地域における研究上の特徴や課題を認識し、それを踏まえた考察を進められるようになる。

[関心・意欲]
・授業に意欲を持って参加することができる。

授業計画

第1回 イントロダクション
第2回 新石器時代革命
第3回 金属器の登場
第4回 社会の階層化と国家形成
第5回 都市の発生
第6回 文字の成立
第7回 古代地中海世界の信仰
第8回 古代の軍事革命
第9回 世界帝国の出現
第10回 越境する欲望:長距離交易
第11回 聖書と考古学−史実かフィクションか−
第12回 「海の民」と青銅器時代の終焉
第13回 『黒いアテナ』から何を読み取るか
【準備学習 90 分】
⇒ショート・レポート作成
第14回 鉄器時代のはじまり
第15回 期末試験
【準備学習 180 分】
⇒論述試験準備

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

授業時間外の学習方法

配布する『黒いアテナ』の要約を読んだ感想・意見を、800字程度のレポートにまとめてもらいます。これを第13回までに提出してもらい、その内容をもとに第13回の授業を行います。さらに第13回を踏まえてレポートの内容を再考し、期末試験で記述してもらいます。授業時間外にこれらの作業が求められることを認識してください。

受講に関するアドバイス

毎回の授業でコメントペーパー、第13回でショート・レポートの提出を求めます。疑問に思ったこと、授業を聞いて考えたことをどんどん書き込む、積極的な姿勢を評価します。

成績評価の方法・基準

評価方法 割合 評価基準
授業時試験 50% 授業内容の重要部分について、概要を説明できている。ショート・レポートの再考が行われている。
平常点 50% コメントペーパー、ショート・レポートの提出をもって出席とみなします。

※すべての授業に出席することが原則であり、出席自体は加点の対象になりません。


注意事項 原則、6割(8回)以上の出席を求めます。出席はコメントの提出によってカウントされるので、必ず提出すること。出席率が低い場合は、原則として不可になるので注意してください。

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

教科書・参考文献等

教科書

特に指定しない。

参考文献

書名 著者名 出版社 備考 K-aiser
人類の起原と古代オリ エント 大貫 良夫 他 中央公論社
古代ギリシア 地中海への展開 周藤 芳幸 京都大学学術出版会
古代エジプト文明社会の形成 高宮 いづみ 京都大学学術出版会
黒いアテナ−古典文明 のアフロ・アジア的 ル ーツ マーティン・バナール 藤原書店