國學院大學 平成29年度SYLLABUS

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科目名 教員名
考古学各論6(2) 古谷 毅

開講詳細

開講キャンパス 開講時期 曜日 時限 開講学年 単位数
渋谷キャンパス 後期 金曜 5時限 12 2

講義概要

授業のテーマ

埴輪と古墳文化の構成

授業の内容

多岐にわたる素材を用いた古墳時代の遺物・遺構の研究は、さまざまな方法が試みられ、近年、新たな方向性を見出しつつある。古墳文化の構成要素の個別遺物・遺構研究における到達点と問題点を整理し、研究の伸展が著しい埴輪研究と対照することを軸に、古墳時代の事物を象った埴輪と金属・有機質素材などの製品との系譜・影響関係などを具体的に検討し、古墳文化の構成要素を復原的に考える。なお期間中、博物館における展示資料の見学および論文レポートの提出も実施する。

到達目標

研究史を踏まえた埴輪研究の成果を理解し、古墳および副葬品を中心とした古墳文化像を再検証して、多角的な古墳時代および社会の研究方法を学ぶ。

授業計画

第1回 埴輪研究史
第2回 円筒・壺系埴輪-弥生・古墳時代の土器と埴輪-
第3回 器財埴輪1-家形埴輪と古墳時代の建物-
第4回 器財埴輪2-甲冑形埴輪と古墳時代の武装・戦闘-
第5回 器財埴輪3-盾形埴輪と古墳時代の武装・威儀-
第6回 器財埴輪4-武器形埴輪と大陸・半島・列島系武器-
第7回 器財埴輪5-蓋・翳・船形埴輪と古墳時代の儀礼空間-
第8回 動物埴輪1-鶏・鳥形埴輪と伝承-
第9回 動物埴輪2-馬・猪・犬・鹿形埴輪と儀礼-
第10回 人物埴輪論-種類・職掌と構成・構造-
第11回 埴輪機能論-埴輪群の構成と配置・配列-
第12回 埴輪生産論-工人の編成と移動-
第13回 古墳文化と埴輪・祭祀
第14回 総括
第15回 博物館見学

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

授業時間外の学習方法

参考文献などの関連図書で当該箇所を参照し、随時、事典・辞典でキーワードを確認しながら予習・復習する。

受講に関するアドバイス

埴輪はざまざまな器物・建物・動物・人物等を写した(形象)したものですので、対象となる同時代の考古資料(建築・器物・服飾など)にも眼を配っておいてください。

成績評価の方法・基準

評価方法 割合 評価基準
リポート(単位論文) 75% (選択した一器種の)埴輪の変遷と研究状況・問題点等の把握度
平常点 25% 論文レポート20%、その他5%

※すべての授業に出席することが原則であり、出席自体は加点の対象になりません。


注意事項 ①論文レポート(400字詰原稿用紙4~5枚相当)と,②単位レポート(400字詰原稿用紙5~6枚相当)により評価。ほかに受講姿勢も加味する。

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

教科書・参考文献等

教科書

特になし

参考文献

書名 著者名 出版社 備考 K-aiser
『世界考古学大系』第3巻(日本Ⅲ) 小林行雄編 平凡社
『日本の考古学』第5巻(古墳時代下) 近藤義郎・藤沢長治編 河出書房
『古墳時代の研究』第1・9~11巻 白石太一郎ほか編 雄山閣出版
『考古学雑誌』第82卷第3号(100周年記念特集号/Ⅲ) 日本考古学会編 日本考古学会 日本考古学における型式学「4.古墳時代(4) 」
『古墳時代 美術図鑑』(別冊 太陽246) 古谷毅編 平凡社 高橋克壽他「第4章 埴輪-儀礼と様式の宇宙-」

参考文献コメント

重要論文と最新の研究動向を随時紹介する

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金:7限