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中学社会免許,高校地理歴史免許
先史考古学の資料と研究法
日本列島の先史時代(文字史料がまったく無い時代・文化)をテーマとして、先史考古学のさまざまな資料と基礎的な研究法について学ぶ。縄文時代を中心として、旧石器時代から弥生時代までの先史文化、および北日本地域・南島地域の無文字社会が対象となる。現在の先史考古学は、資料の型式分類・編年などの基礎研究にとどまらず、生業・技術・経済・社会・観念などへと研究の関心が広がり、文化・社会・歴史の総合的理解へと深化している。 この演習では、前期開講の史学展開演習1と合わせて、①論文の読み方・書き方、②研究テーマの設定、③研究史と課題整理、④卒業論文の研究構想、の演習課題に順次取り組みながら、各自の卒業論文研究を具体化していく。初回の授業時に、授業計画と到達目標について説明するとともに、推奨する入門書・概説書および精選論文リストを配布する。
1) 先史考古学の基本的な研究法を理解できる。2) 論文の読み方・書き方を学び、自分の卒業論文の構想に活かすことができる。
※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。
論文要約、発表レジュメの作成など、課題発表前の準備学習は図書館などを利用して各自史観をかけてとりくんでください。
卒業論文作成を目標として段階的に課題を設定して進めていくので、欠席せずに取り組むこと。
※すべての授業に出席することが原則であり、出席自体は加点の対象になりません。
教科書はとくに指定しない。テキストとして使用する論文・図書を授業時に指定します。
火曜4限・7限