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中学社会免許,高校地理歴史免許
古墳時代・古代の考古学とその研究方法(1)
古墳時代および古代(飛鳥時代・奈良時代・平安時代)における考古学の基本的な方法論を把握する。これらの時代を対象とした先行研究は多数にのぼるが、その中でもすぐれた研究論文の講読を通して、論文を批判的に読む技術を学ぶ。批判的に論文を講読するためには、論文の構成や論点などを的確に把握し、関連論文との比較検討をおこなうことで、対象とする論文を研究史の中で位置づけることが欠かせない。戦略的に論文の読解を進めるため、対象となる研究史を把握し、論文に適切な批評を加え、論理的かつ分かりやすい発表ができることを目指す。そして、発表成果などをもとに、卒業論文構想へと結実させていく。
【知識・理解】① 古墳時代・古代における考古学的研究の現状ならびに課題を把握する。② 論理的かつ効果的なプレゼンテーション技術を習得する。【思考・判断】① 論文読解の能力を涵養し、先行研究に対して適切な批評を加えることができる。② 発表内容について積極的な質疑応答ができる。③ 卒業論文の研究課題を具体化させる。
※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。
受講生は、各発表者が取り上げる文献を事前に読んでおくこと。
この授業における対象とする時代は、基本的に古墳時代以降とするため、それ以前の時代を学ぼうとする学生は、谷口康浩教授の授業を受講すること。
※すべての授業に出席することが原則であり、出席自体は加点の対象になりません。
古墳時代・古代の考古学にかかる文献リスト(PDF版)を配布する。その他、必要に応じてプリントを適宜配布する。
木曜2限、金曜2・5限