國學院大學 平成27年度SYLLABUS

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科目名 教員名
神道と文化 新井 大祐

開講詳細

開講キャンパス 開講時期 曜日 時限 開講学年 単位数
渋谷キャンパス 前期 月曜 5時限 1 2

講義概要

授業のテーマ

建学の精神と神道文化

授業の内容

神道は本学の建学の精神であり、多様性や寛容性を有する日本文化を理解するために必須なものである。この講義では、神道と深い関係を持つ本学の校史を学ぶことからはじめ、神道の古典、歴史および祭祀・有職故実についての基礎知識を学ぶ。神道を知ることは、自己認識を深めることにとどまらず、国際交流・理解のためにも大いに役立つであろう。

到達目標

【知識・理解】
・校史および神道の古典、歴史や祭祀・有職故実の基礎事項を理解し、説明できる。
【思考・判断】
・日常生活のなにげない事柄についても、神道との関連性を考えることができる。
【関心・意欲】
・現在の自分と神道との結びつきに気付く。
・神社に参拝したり地域のお祭りに参加するなどして、日本文化への関心を持つ。
【技能・表現】
・一般の人々に対して、本学の歴史や神道について簡単な説明ができる。

授業計画

第1回 授業ガイダンス
授業計画と講義構成、授業にあたっての諸注意の説明
【準備学習 60 分】
⇒教科書『プレステップ神道学』6~9頁を読んでおき、神道学の学問領域とその分類について理解しておく。また、シラバス内容を確認しておく。
第2回 國學院大學の歴史(1)
事後学習として、学内にある大学に貢献した人物の銅像(石川岩吉、芳賀矢一)ほか、学内にある校史関連史蹟を探してみる。できれば、時間のある時に建学当初に大学校舎が設立された地である飯田橋の皇典講究所跡地の石碑にも足を運んでおきたい。
【準備学習 60 分】
⇒事前学習 サブテキスト『國學院大學の130年』1~11頁までを読んでおき、渋谷移転までの校史について、皇典講究所に尽くした人物の事績や江戸期の国学の四大人について理解しておく。(事前に配布されていない場合は図書館にて『國學院大學百年史』などの國學院大學の歴史に関する書籍を読んでおく)
第3回 國學院大學の歴史(2)
事後学習 國學院大學博物館内に展示されている皇典講究所設立以降の校史関連資料を見学し、理解を深める。
【準備学習 60 分】
⇒サブテキスト『國學院大學の130年』12~20頁までを読んでおく。渋谷移転後の大學の戦前・戦後の発展の歴史、苦難の歴史について理解しておく。
第4回 神道の古典(1) 古事記
事後学習 『古事記』および『日本書紀』の神話の内容の差異について考えてみる。
三大神勅など、皇室と日本人の生活にかかわる部分についても『日本書紀』なども読み進めることで、理解を深めておく。
【準備学習 60 分】
⇒教科書『プレステップ神道学』10~24頁を読んでおく。図書館で、『古事記』の現代語訳のある書籍を探し、日本神話の内容について理解しておく。
第5回 神道の古典(2) 風土記その他
事後学習 神社で6月、12月の晦日に飾られる茅の輪や家庭で飾られるしめ縄の起源について調べてみる。『出雲国風土記』や『常陸国風土記』など実際に残されている風土記の文章から、現存する地理的な事物(たとえば筑波山に関する伝承など)についても考えてみる。
【準備学習 60 分】
⇒教科書『プレステップ神道学』26~37頁を読んでおく。
『万葉集』や『風土記』逸文に残された神事語彙や伝承について調べておく。
第6回 神道の歴史(1) 古代
事後学習 宗像大社や大神神社などの歴史について調べてみる。山を神として崇めている神社を調べてみる。磐座や磐境と呼ばれる岩を神として崇めている神社を調べ、できれば訪れてみる。
【準備学習 60 分】
⇒教科書『プレステップ神道学』38~49頁を読んでおく。
山や海、岩や巨木などの自然の事物を神として崇めている事例を調べてみる。
第7回 神道の歴史(2) 中世
事後学習 各都道府県内(旧国名でいうところの)にある中世の一宮や二宮や近畿圏に点在する二十二社、延喜式内社の名前と由緒について確認しておく。地域に「総社」と呼ばれる社があるか、調べてみる
中世に発達した神道思想(吉田神道・伊勢神道)について調べてみる。
【準備学習 60 分】
⇒教科書『プレステップ神道学』50~61頁を読んでおく。
菅原道真を祀った太宰府天満宮や北野天満宮、祇園祭で知られる八坂神社の由緒について調べておく。「三社託宣」とは何か調べておく。
第8回 神道の歴史(3) 近世・近代
事後学習 神社条目の内容や近世に流行した「おかげまいり」や伊勢講について調べてみる。大山講や三峯講、秋葉講、富士講、出羽三山講など、各地の山岳講について調べてみる。
【準備学習 60 分】
⇒教科書『プレステップ神道学』62~73頁を読んでおく。
国学の四大人と呼ばれる人物について調べたうえで、国学のおこりや近世に発達した神道思想(垂加神道や後期伊勢神道など)について調べてみる。
第9回 神道の歴史(4) 近代・現代の神道
事後学習 寺院のなかにある鎮守社や人を神として祀った神社について調べてみる。
海外にあった神社について調べてみる。
【準備学習 60 分】
⇒教科書『プレステップ神道学』74~87頁を読んでおく。近代に入ってからの神社の制度の変遷と、戦後の苦難の歴史について、國學院大學の歴史とともに考えてみる。
第10回 神道の祭祀
事後学習 「祭り」と「祭礼」の違い、祭・祀り、奉るの言葉の違いについて、あるいは柳田國男や折口信夫の唱えた「祭り」の解釈、その他の「祭り」の解釈についてもう一度確認してみる。全国各地の神社に因む著名なお祭りの由緒について調べてみる。
【準備学習 60 分】
⇒教科書『プレステップ神道学』88~111頁を読んでおく。近くの神社のお祭りの由緒などについて調べてみる。
第11回 神道の祭式・有職故実

事後学習 玉串拝礼など神社で行われる神々への拝礼作法について、自身の宗教信仰上、差支えなければ実際に神社に参拝して自ら行い、確認してみる。神職さんの衣装などにも注目して実際にみてみる。
【準備学習 60 分】
⇒教科書『プレステップ神道学』112~139頁を読んでおく。
古代からの儀式や官職、それにともなう位階などの変遷についても日本史の各種図録や常用国語便覧などを用いて調べておく。
第12回 神道文化を深く知る(1)
神道文化にかかわる関連領域についての授業を予定しているため、第12回~第15回の講義についての準備学習と事後学習については各教員の指示に従う。
【準備学習 60 分】
⇒準備学習については各教員の指示に従う
第13回 神道文化を深く知る(2)
神道文化にかかわる関連領域についての授業を予定しているため、第12回~第15回の講義についての準備学習と事後学習については各教員の指示に従う。
【準備学習 60 分】
⇒準備学習については各教員の指示に従う
第14回 神道文化を深く知る(3)
神道文化にかかわる関連領域についての授業を予定しているため、第12回~第15回の講義についての準備学習と事後学習については各教員の指示に従う。
【準備学習 60 分】
⇒準備学習については各教員の指示に従う
第15回 神道文化を深く知る(4)
神道文化にかかわる関連領域についての授業を予定しているため、第12回~第15回の講義についての準備学習と事後学習については各教員の指示に従う。
【準備学習 60 分】
⇒準備学習については各教員の指示に従う
授業計画の説明 全体で15回の授業回数のなかで、神道古典、神道史、祭祀・有職故実、あるいは神道学に関わる隣接の関連領域など、神道と文化に関する基本的な知識を学べるような授業計画となっている。

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

授業時間外の学習方法

事後学習についても授業計画の中で併せて記しておいたが、事後学習の時間についてはおおむね各回60分を目安とし、準備学習とあわせて120分を目安とされたい。

受講に関するアドバイス

本講義は、國學院大學の建学の精神に関わる大事な講義であり、神道文化学部以外の学生は教養総合科目のなかで必修とされる講義の一つです。卒業してからも神道や日本文化に関わることは多く、今後もみなさんの日常の生活にあふれているものでもあります。
講義や予習・復習する中で、基礎的な知識を身につけていきましょう。

成績評価の方法・基準

評価方法 割合 評価基準
期間内試験 80% 校史、神道の古典、歴史、祭祀、有職故実の基礎知識が身についているか
授業への積極的参加 20% 予習・復習をして授業に臨み、ノートをとり、不明な点等は質問できるか

※履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合があります。

教科書・参考文献等

教科書

校史学術資産研究センター編『國學院大學の130年』(授業時、受講生に配布します)
石井研士・阪本是丸編『プレステップ 神道学』弘文堂

参考文献

書名 著者名 出版社 備考 K-aiser
神道事典 國學院大學日本文化研究所編 弘文堂 縮刷版
日本神道史 岡田荘司 吉川弘文館